●深夜の牛乳配達所。女性配達員が、五歳くらいの姪っ子を連れてきていた。よく来る野良猫に触らせる為らしい。女性配達員と姪っ子。
「もう帰るか?眠いか?」
「ねむないーっ」
●父親が、老人麻雀クラブで、クラブの人に何かもらってきた。母親と、
「これ、イカナゴのくぎ煮やんか。なんでくれたん?自分で作りはったん?」
「麻雀教えたんや。・・・自分で作ったらしい」
「美味しいわ」
母親はさっそく食べていた。
●新聞店。保険のパンフレットを眺める配達員。
「四十越えたら、考えななあ・・・」